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【中学受験】3年生の1月下旬から始まった塾通いも、ようやく1年が過ぎて感じる子供の成長

3年生の1月下旬から始まった塾通いを振り返って

3年生の1月下旬から始まった中学受験でしたが、4年生の1月下旬を迎えてようやく1年が経ちました。

思えば我が家の中学受験は、姉丸が誰に触発されたかわかりませんが、急に「塾に行きたい!」と言い出し始まりました。まあ子供がやりたいならやらしてみるかと、中学受験に対する親の覚悟も十分ではないまま、本当にこのブログの題名の通り、「うっかり中学受験」を始めてしまったのです。

中学受験を始めた当初は、姉丸は本当に全く勉強ができず、塾の授業スピードについていけなかったり、塾の宿題が多すぎて泣きながらやっていたり、定期的なテストを受ければ偏差値20台をたたきだしたりと、絶望的なスタート切った我が家の中学受験でした。

本当に何度「中学受験をやめたほうがいいんじゃないか!?」と考えたかわからないくらい、母丸と父丸は姉丸の中学受験を継続すべきかどうか話合っていました。

勉強ができないだけなら、ある程度までなら努力でなんとかなると母丸、父丸共に考えていたのですが、1時間のうち10分も集中力が続かない状況で、それだけならまだしも残り約50分は姉丸が「全然意味がわからない」と泣き続けていたため、全くもって母丸、父丸が計画した単元まで達成できない状況が、塾に通い始めてから2カ月以上続き、母丸と父丸は互いにかなり滅入っていました。

「こんな状態で、そもそも成績が上がるわけがない…」と、なかば諦めていました。

姉丸の勉強が、ちっとも進まないことに母丸はイライラしていたこともありまし、父丸が実際に姉丸の態度に対して怒ってしまったことも多々ありました。

なんとかこの状況を打破しようと問題を解く都度、報酬を与える制度を導入したものの、失敗に終わったこともありました。

(詳細は「成果を上げる都度、報酬を与える方法が勉強への意欲を削ぐは本当!?(失敗編)」等のブログをご覧ください。)

しかし、中学受験を始めて3か月、半年、1年と時間が経過するに連れて、我が家の姉丸も少しずつですが、成長をしていきました。

泣く時間が減り、机に向かう時間が増えてきたのです。

姉丸が机に向かって30分座り続けることに3か月かかりました。

また姉丸が1時間座り続けることに半年かかりました。

その過程は、全く平坦な道ではありませんでしたが、少しずつ成長していきました。

本当に「3歩進んで2歩下がる」くらいの成長でしたが…

それでも少しずつ前進していき、今に至ります。

そんな1年を過ごした我が家でしたが、この1年ついて考察したいと思います。

 

 

姉丸の成長(父丸編)

公立中学校、公立高校に通っていた父丸は、中学受験に対して何の知識もありませんでした。

このため一昔前に話題となっていた「2月の勝者」という漫画を読むというところから始めました。

 

 

内容としては、桜花ゼミナール吉祥寺校という塾を舞台として、その塾に通う様々な家庭の裏側を描いている作品となります。受験最終年度となる小学生6年生の塾の生徒達が描かれています。対象に買うかどうか迷う方にはとりあえず、1巻の最初数ページをご覧ください。なかなか衝撃な的な言葉で、引き付けられます。

この「2月の勝者」を読んで、ある程度中学受験の大変さを想像したつもりでしたが、我が子姉丸は、別の意味で大変でした。

それは上記の通り、 1時間のうち10分も集中力が続かない状況で、それだけならまだしも残り約50分泣き続けるという、まさに家の中は混乱した状況が続いていました。

そんな感じで始まった姉丸の中学受験ですが、父丸からみても以下の点についてあきらかに成長を感じています。

(1)机に座れる時間が長くなった

(2)勉強に対して少しだけ自主性が出てきた

(3)他人ごとから少しだけ自分ごととして捉えるようになった

まず1つ目の「机に座れる時間が長くなった」は、姉丸にとって飛躍的な成長といえます。

机にまともに座れなかったときの悪循環サイクルは

①問題が解けない→②泣き出す→③やるしかないのでなだめるがさらに泣く→④勉強時間がなくなる→⑤勉強が進まずタイムアップ→⑥テストで点数が取れない→⑦勉強が嫌になる

という最悪の循環を繰り返していたため、母丸、父丸とともに成績UPのために改善しようにも改善できない状況が続いていました。

この状況を打破するために、科目に絞ってテストの点数取り、小さな成功体験をさせたりと、色々と策を講じていました。

ただ全科目を底上げするには、絶対的に勉強時間の確保が必要だと考えていた母丸、父丸でしたが、暫くそれは叶いませんでした。

しかし、徐々にではありますが、半年、1年と経過するにつれて机に座れる時間が長くなり、ついに1時間くらいは座れるようになってきました。(但し、今この記事を記載しているときでも泣く時間は減りましたが、泣いている時間はあります。)

この「机に座れる時間が長くなった」ことは、姉丸にとって大きな成長だと考えております。

2つ目の「勉強に対して少しだけ自主性が出てきた」という点です。正直なところ、姉丸は勉強をやらされているという感覚で勉強していたと思います。

それは、父丸が常に「やるなら本気で勉強やって。やらないなら塾はやめよう。本気でやらなかった経験は、後々に自分の支えにならないから」という小学生にはかなり厳しい言葉をかけており、姉丸は「勉強はしたくないけど塾もやめたくない」という葛藤のなかで勉強をやらされているという感覚で、勉強をしていたと思っています。

しかし、4年生の終わり頃になって、親からは何も言っていないのに、ちょっと塾の自習室行ってくるなどといって、自主的に勉強するようになりました。

これは、わずかではありますが自主性が芽生えてきたのかと思っており、この点にも成長を感じています。

3つ目の「他人ごとから少しだけ自分ごととして捉えるようになった」という点です。我が家の中学受験は、上述の通り、姉丸が急に「塾に行きたい!」と発した一言から始まりました。

本人が塾に行きたいと言ってわりに、塾に通い始めると勉強自体をどこか他人ごとのように考えていました。

今考えれば、小学生が塾に行く理由なんて、周りの友達が行っているから程度の話で、それほど深く考えていないのは当然だったのだと思います。

またゴールが見えていない姉丸にそんなことを求めても無理だったのではと父丸としては反省してはいるのですが、塾に通い始めて1年ほど経過した頃に「勉強は自分のためにやっている」と少しだけですが、認識するようになりました。

これも、わずかではありますが自主性が芽生えてきたのかと思っており、この点にも成長を感じています。

上記の通り、我が家の姉丸もこの1年通して成長しました。

子供の成長は親にとって寂しさもありつつ、やはり喜びなのだと思っています。

ですから結果はともあれ、1年通してがんばった姉丸を褒めてあげました。

例えば、父丸はその成長として、1年前であれば10分くらいしか座れませんでしたが、今は、「1時間くらい座れるようになったよねとか」を褒めました。

皆様の中にも我が子に対して、ついつい厳しくしてしまいがちな親御さんも少なくないかと思います。うちもそうだと思います。

けれども、この1年彼女又は彼なりにがんばったという事実はあるのですから、どこかのタイミングで褒めてあげてください。

また同時に親御さん自身を褒めてあげてください

中学受験は、間違いなく「親の受験」です。

親が何もせずに子供だけでなんとかなっているという家庭はほとんどないのではと想像しております。そんな大変なことを、仕事に、家事に、学校や習い事を含めた子供の日頃のお世話にと忙しいなかで、さらに親という立場から子供の勉強を支えてきているのですから、親自身も褒められて当然だと思っています。

父丸自身もこの1年よくがんばったと自分自身を褒めるとともに、残り2年をなんとか乗り切りたいと考えています。

 

 

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