指示語について
前回の「【中学受験】国語の点数はどうやって上げる!?(国語ができる子にするための勉強法を研究⑥)」では、国語の文章題の読むためのお助け手段として接続詞についてお話しました。
今回ご紹介したいのは、指示語です。
この指示語も偏差値50又は平均点をとるためには必須事項かと考えています。
指示語とは話し手のいる地点と状況をもとにしてものを指し示す機能を持つ語となります。
要は前の文章の一部分を代替する用語として指示語は使われているという理解で十分かと思います。
指示語は「こそあど言葉」という言い方で小学校の時に習っているそうなのですが、父丸自身は全く記憶がありません。「こそあど言葉」の例示は以下の通りです。
こそあどの例示
「こそあど言葉」の「こ」は「これ」
「こそあど言葉」の「そ」は「それ」
「こそあど言葉」の「あ」は「あれ」
「こそあど言葉」の「ど」は「どれ」
実際の例示と見てみるとどれもたいしたことの内容なので、あとは指示語の役割を理解すればよいこととなります。
このなかで国語の文章題で頻繁に出てくるのは、「これ」となります。
そこでまず姉丸に教えたことは、「これ」を含め、指示語は必ず、前の文章を受けて使用されるという点です。
姉丸に指示語について説明したときも、桃太郎の話を例として話をしたりしました。
むかし、むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがありました。まいにち、おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
ある日、おばあさんが、川のそばで、せっせと洗濯《せんたく》をしていますと、川上《かわかみ》から、大きな桃が一つ、
「ドンブラコッコ、スッコッコ。ドンブラコッコ、スッコッコ。」
と流れて来ました。
「おやおや、これはみごとな桃だこと。おじいさんへのおみやげに、どれどれ、うちへ持って帰りましょう。」
(引用元:桃太郎_楠山正雄)
上記のような会話は、何度から繰り返したうえで姉丸の体に少しずつしみこませていきました。
まあ、これだけやっても1カ月後には忘れているのですが…
とはいえある程度繰り返し教えることは、国語に限らず、すべての教科に共通することかと思いますので、気長にやるしかないのだと思います。
といっている間に「これだけやっても1カ月…」という「これ」という指示語を使っていました。意味もここでは、「指示語は必ず、前の文章を受けて使用されるという点」を指しています。
指示語は、日常でもよく使っていることがわかりますね。
また上記のほか、まとめの指示語についても説明をしました。
まとめの指示語
こうして
このように
これらのまとめの指示語は、文章全体の内容を聞かれる問題が出た場合に、解答のヒントとなる可能性が高いため、非常に重要な指示語となります。
上記のように、文章中にヒントとなり得るサインが出てきたら、必ず丸で囲んで、後です具見つかるように教えていきました。
このように指示を教えていきました。
これらの指示語について学んだことで、姉丸は偏差値50を超えるようになっていきました。
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