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私、塾やめる!塾をやめると言い出した姉丸だが、誰のための中学受験なのか!?

私、塾やめる!

1月下旬から塾に通い始めて2か月を過ぎようとした頃、父丸が姉丸の勉強を教えながらわからないならもう1回と教科書の同じ箇所を読ませていたが、4度目で塾の勉強の辛さに耐えかねて泣きながら姉丸が言いました・・・。

姉丸
もう勉強やだ、塾やめる!
(父丸もこの時は冷静にいられず、かなりカッとなり)
自分で塾に行くって言ったのにやめるってどいうこと!?
父丸
姉丸
だって勉強やだもん
塾やめて、何をするの?
父丸
姉丸
とにかくもう勉強したくない

この日はこれ以上の勉強は無理だと判断し勉強は中止、公園に遊びにいくことしました。

塾をやめると言いだした姉丸に対して、母丸、父丸、姉丸の3人で夜に家族会議を行うことに・・・。

 

誰のための中学受験なのか!?(父丸編)

姉丸が塾をやめると言ったのをきっかけに、父丸は「誰のための中学受験なのか!?」を考えることとなりました。

中学受験を実施する理由として、一般的に親の視点からは以下のようなものが挙げられるかと思います。

1.親として中学受験をさせて良い学校に行かせるのは将来の子供のためになると信じている

2.親としては名門の中学校に行ってもらいたい

3.高校受験を避けたい

4.親として公立中学校に行かせる心配

5.母丸が中学受験をしているから、姉丸に中学受験させるべき

等々、色々と考えてみましたが父丸にはどの理由もピンときませんでした。

中学受験を成功したからと言って、その先(例えば大学受験、就職活動、就職後の仕事等)の成功が保証されるのかと言われるとそれは別問題だからです。

中学受験を経験していない父丸にとって、人生全体における中学受験はウェイトとしてそれほど価値があるものと感じられませんでした。

ではなぜ中学受験をするのか、父丸が考えた理由は以下の2つでした。

①「努力した経験を早い段階で得るため」

②「人は誰しも弱いもので、自分の弱さとどう付き合っていくかという学びの場」

具体的には以下の通りです。

①「努力した経験を早い段階で得るため」

スポーツや勉強を本気でやった経験は、人生において大きな財産となると父丸は考えています。

父丸の場合、高校受験の時はそれなりに大学受験の時もそれなりに、公認会計士試験の時にかなり勉強しました。

結局、何が今を支えているかというと公認会計士の試験勉強です。

じゃあ、高校受験、大学受験を経験せずに公認会計士の試験勉強ができたかというとそれは無理だったのではと考えています。

高校受験、大学受験ともにお金がなかったので予備校にもいかず参考書も十分に買えずにいたので、過去を振り返ってみると結果として我流で効率の悪い勉強方法をしていたものの勉強時間だけはそれなりにやっていました。

この高校受験、大学受験、公認会計士試験と段階を踏んだことにより今に繋がっているのだと考えています。

そう考えると子供にも中学受験を通じて、努力したという経験や忍耐力を早い段階で鍛えてほしいという父丸の思いがあり、その意味では中学受験はいいきっかけになるのではと考えました。

これが父丸の考える中学受験をする1つめの理由です。

②「人は誰しも弱いもので、自分の弱さとどう付き合っていくかという学びの場」

人は例外なく弱さを持っていると父丸自身は考えています。一般に強く見える人は自分自身の弱い部分との付き合いかた上手な方だと父丸自身は考えています。
姉丸が「もう勉強やだ、塾やめる!」と言っているのも人の弱さから出てきているものだと感じました。
勉強せずに楽できるなら楽したい、テレビ、YOUTUBE、絵ゲームといった楽しいことがあればそっちをしたいというのは、一部の勉強好きのお子さんを除きごくごく自然なことだと考えています。
でも大事なのは自分の弱さとどう付き合っていくかということだと父丸は考えています。
それでは弱さと付き合うとはどういうことか?

父丸は、姉丸と一緒に勉強するなかで姉丸がこんなやり取りがありました・・・。

姉丸
今日は、もう疲れたから早く寝て、明日早く起きて勉強をする
別にいいけど、早起きできるの?
父丸
姉丸
大丈夫!

しかし、結果はご想像の通り早起きはできませんでした。こんな経験は皆様にもあるのではないでしょうか。

父丸は90%以上の確率で姉丸が失敗するとわかっていて、あえて失敗をさせました。

その理由は、人は誰しも弱いもので、自分の弱さとどう付き合っていくかという姉丸自身に学びとってほしいからです。

少し古いですが、林修先生が「いつやるか?今でしょ!」という言葉が流行りましたが、まさに今やらないといけないことが明日明後日にできるわけがないのです。

明日やろうまた明日やろうの繰り返し、最後にはやろうとすることさえ忘れてしまう。これが人の弱さであり、その弱さとどう付き合っていけばよいかという学ぶ場として中学受験はいい機会と考えたことが、中学受験をする2つ目の理由となります。

以上の2点を父丸から姉丸に伝えました。それを聞いて姉丸がどう思ったまでは本人しかわかりませんが、姉丸なりに考えて消化したのだと思います。

正直なところ、無理やり中学受験を続けたとしてもうまくいかない可能性のほうが高いため、本当にやめたいのであれば中学受験やめてもいいと考えていました。

最終的には家族会議結果、春季講習をすでに申し込んでしまっていたので終わった段階でまた考えようということで話は終わりました。

まとめ

姉丸が「もう勉強やだ、塾やめる!」と言ったときに、母丸、父丸は少し戸惑ってしまいましたが、母丸、父丸共に姉丸が本当にやめたいのであればやめてもいいと考えていました。

今後、5年生、6年生となるにつれてさらに難しくなることから姉丸への負荷をもっと大きくなり、よりきつくなることが想像されます。

ただ父丸は中学受験を始めて一度も成功体験を得れないまま終わってしまうのはもったいないなとは思っていました。

結果として春季講習をすでに申し込んでしまっていたので終わった段階でまた考えようとということで話は終わりましたが、同時に父丸は姉丸に自身を持たすために1つ種をまくことにしました。

母丸と父丸は話し合いそれでもダメなら諦めようと話をしました。

上記の種まきがうまくいき成績は少しずつですが上がってきましたが、その話はまた別の機会(「塾の授業についていけない、勉強に自身持てないお子様のための中学受験の勉強法」)にさせていただきます。

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