中学受験は親の受験と言われるけど本当!?
「中学受験は親の受験」と言われたりすることがあります。なぜ「親の受験」と言われるのでしょうか。小学校受験なら確かに親も一緒に面接等を受けることから親の受験と言えると思いますが、中学受験は原則として親が面接を受けるようなことはないという理解だったので、なぜ親の受験と言われるか中学受験の経験のない父丸には理解できませんでした。勉強するのは姉丸であり、多少サポートを行うにしても塾で習ったことや出された課題をまじめにやっていけば自ずと成績は上がっていくのでは考えていました。
今思うと甘い考えで、中学受験をする親の覚悟として全く足りていませんでした。
姉丸が3年生の1月における母丸、父丸のなにげない会話。
この予言のような言葉を父丸が実感するのはそれほど長くかかりませんでした。
中学受験に対する親の覚悟(父丸編)
父丸は、父丸の父フリーター、父丸の母パート、兄弟は男3兄弟という家庭で生まれ育ちました。父丸の父は今でも時折びっくりするくらい自由人で家庭のためにがんばって働くというタイプではありませんでした。父丸の父はフリーターと書きましたが、父丸の父がフリーターになる前は個人事業主として営業の仕事をしていました。個人事業主なので決まった勤務時間はなく、午後から仕事に行くものの夕方には帰ってきたり、雨が降ったら今日はお休みと言ったり、それなのに土日はしっかりと休まないと言って休んだりと・・・。「歌に出てくるカメハメハ大王の子供か!」(引用:Uta-Net)とよく突っ込んでいました。そんな中でも仕事は時間ではないのでそれでもしっかり稼いできてくれていたら問題なかったのですがそんなこともなく、父丸の家庭は裕福ではありませんでした。というか貧乏でした。
こんな家庭だったので父丸の父の教育方針は、「自分の好きなことをしなさい。支援はしてあげられないけど。」という超自由型(というか子育て放棄!?)で、全て自分で考えていく必要がありました。
そんな家庭で生まれ育った父丸ですので、姉丸が塾に行くと言い出した際には本人が本人のためにやるんだったらやればいいという考えでいました。
また塾に行けば本人が本人の意思で勉強するものと・・・。
すなわち勉強するための環境が揃っているのだから生かすも殺す姉丸次第だという少し厳しい見方していました。
通塾が始まった当初において、中学受験に対する親の覚悟と言われても姉丸の塾が始まりしばらく経過するまでは全く実感がありませんでした。
その端緒が上記の母丸と父丸のなにげない会話で出ています。
しかしながら勉強するための環境を生かすも殺すも姉丸次第と考える際に、父丸は姉丸が小学生3年生の幼さを考慮していませんでした。
中学受験は受験をする子供自身が精神的な成熟していない小学生の受験なので、親のサポートがなければ前に進むのが難しいということなのです。
親サポートをどれだけ行わなければならないかは皆様の子供の性格等によって異なるかと思いますが、多かれ少なかれ親が管理してあげないといけないこととなります。
子供の勉強を親がサポートするということはそれだけの時間を親が捻出しなければならないのです。
親のサポートありき前提という点において「中学受験における親の覚悟」だということを通塾前においては全く理解していませんでした。
まとめ
「中学受験は親の受験」と言われる理由は、親のサポートを前提に進められている点にあります。
親のサポートには、以下のようなものが例示として挙げられます。
①塾の授業中にお腹が空かないように小学校から帰ってきたら食べられるような軽食等を用意する
②塾に行く経路を覚えさせ、1人でいけるようにする
③塾の宿題として何があるか把握する
④塾の授業終了後における各単元における子供の理解度を確認する(うちはここが崩壊しておりました)
⑤塾のテストがどの時期にあるか確認する
⑥外部校舎等でのテストを受ける時は、何時に家を出なければならないか確認しておく
⑦テスト終了後のテスト見直しを行いながら何を理解し何を理解していないかを確認する
上記は親のサポートの例示ですが、上記のほかにも多くの親のサポートが必要となります。
このため中学受験には子供よりも親の覚悟が必要となります。
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