父丸は、中学受験の経験がありませんでした。
このため、中学受験はそもそも中学受験をする意味すらわかっていませんでした。
「中学受験なんて、高校受験、大学受験の軽いバージョンくらいのものだろう!?」と考えていましたが、全く別ものでした。
中学受験はある意味、高校受験、大学受験よりも受験に対する意味付けも難しく、また親子でやらないといけないという点においても、自ら子供達が自主的にやる高校受験、大学受験とは異なるものだと強く感じました。そんな中学受験を知らない父丸が参考にしたしたサイト、文献等をご紹介させていただきます。
今後もいいものがあれば随時更新していく予定です。
二月の勝者-絶対合格の教室-
1つ目にお勧めしたいのが、二月の勝者です。「漫画かい!」と思われてた方、漫画とあなどるなかれ、中学受験の厳しさを知るにはかなりお勧めです。特に中学受験を経験したことない、あるいはあまり覚えていないという方にはぜひ読んでいただきたいと思います。私もこの漫画から中学受験のイメージをつけました。
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内容としては、桜花ゼミナール吉祥寺校という塾を舞台として、その塾に通う様々な家庭の裏側を描いている作品となります。受験最終年度となる小学生6年生の塾の生徒達が描かれています。対象に買うかどうか迷う方にはとりあえず、1巻の最初数ページをご覧ください。なかなか衝撃な的な言葉で、引き付けられます。ドライな漫画かと思ったのですが、そういうわけでもなく普通に楽しく読めてしまいます。
また中学受験中の姉丸も勉強の合間に楽しみとして読んでおり、二月の勝者に関する共通の話題を通じて親から子供にどのように勉強していくのか良いかを話合ったりすることもあります。
国語
国語は抽象的な教科で点数UPに苦労されている方は、少なくないのではないでしょうか。漢字は時間をかければできるようになるかと思うのですが、中学受験の国語の問題のうち文章題はそういきません。
特に難関校の国語の文章題の問題を見てるみると高校受験、大学受験とそれほど遜色ないような難しさとなっているのでは感じるくらいです。
おそらく、高校生や大学生が難関校以上の受験を中学受験の国語の文章題を解いても100点は取れないと思います。
そんな難しい国語をなんとなく勉強しても、おそらくできるようにはならないと考えました。
しかし、中学受験の国語の参考書はあまり充実しているとは言い難い状況でした。小学生に対して参考を作成したところで、子供が主体となって勉強することは難しいと想定していることが原因かと考えています。
また、「【中学受験】国語の点数はどうやって上げる!?なぜ国語ができないかを研究①」で記載しました通り、塾でさえも国語の文章題をできるようになるための明確な答えを持っていないようでした。
このような状況のなかで、父丸は国語の文章題の勉強に関しては大学受験の参考書までその幅を広げることにし、そのなかでも国語を勉強するうえで良いのでは考えられるものをいくつか紹介しようと思います。
なお前提としては、子供に以下の参考書読ませて、自主的に勉強させるというよりも、親御さんが理解して子供に伝えるというこサイクルで実施していただくことをお勧めします。
やはり内容は大学受験生に向けて作っているので、わかりやすいとはいえ、小学生にとっては知らない言葉が多いと思いますので、ある程度解説してあげながらほうが進みがいいと思います。
我が家の場合、父丸が夜15分だけ使って、以下で紹介した参考書をもとに国語の考え方を教えています。
≪改訂版≫田村のやさしく語る現代文 ー田村秀行著ー
1つ目に紹介したいのは、代々木ライブラリーが発行している「≪改訂版≫田村のやさしく語る現代文」となります。
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本著は、大学受験の予備校として有名な代々木ゼミナールの現代文専任講師であった田村秀行氏が書いた本となります。
大学受験をされた親御さんの中には御存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、現代文なんたるかが記載されています。私も大学受験の高校3年まで国語の点数が振るわず、たまたま出会った参考書が本著でした。これを読んですぐに成績UPというわけではありませんでしたが、徐々に成績はあがっていき、かなりお世話になった参考書となります。
中学受験生に大学受験のテキストなんてと思われるかもしれませんが、本文そのものはそれほど難しく書いていませんし、重要なエッセンスだけがまとめられているので、一読してみる価値はあるかと思います。
実際に我が家においても利用していますが、知らない言葉あったとしても内容自体は難しくないので、子供は抵抗なく話を聞いてくれています。
ゼロから覚醒 はじめよう現代文 ー田村秀行著ー
2つ目に紹介したいのは、かんき出版から発行されている「ゼロから覚醒 はじめよう現代文」となります。
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本著は、リクルートが運営している「スタディサプリ」の現代文講師である柳生好之氏が書いた本となります。
こちらは、現代文をどのように読めばいいかということから始まり、評論分、小説文、随筆文といった文章題の分野ごとに説明しているというのが特徴です。
本著のほうが小学生にとっては難しくはあるのですが、現代文を読むうえで知っておいたほうがよいルールが多く紹介されている印象ですので、こちらも一読する価値はあると思います。