新4年生の春季講習が終わる頃
春季講習が始まり、早1週間が過ぎ、春休みも終わりを告げようとしているなかで、春季講習も終わりを迎えようしていました。
中学受験の新4年生の春季講習の終わりを迎えるころの姉丸と父丸との会話です。
「【中学受験】新4年生の春季講習始まる!毎日勉強で姉丸は本当に大丈夫!?」に記載した内容をとあまり大きく変わっていない状況でした。
春季講習が始まり、春季講習は今までの復習が主な内容となるため理解が進み、勉強も少しはおもしろくなってくることもわずかながら期待していましたが、そんな期待はあっけなく崩れていきました。
とはいえ、1日中休みの続く春休みですから、多少が勉強をする習慣をつけてもらいとものという親の願いもありましたが、春季講習が始まった当初、姉丸と母丸の間で会話以下のようなものでした。
次の日、春季講習の授業が午前で終わり、13時過ぎた頃に姉丸から電話がありました。
親としては、弁当持って行っているだから、2時間くらいは自習してほしいという希望も空しく、1時間も頑張れずに帰ってきました。
ただ、「弁当食べて帰ってきただけやないか!」とつっこみを姉丸にいれつつ、春季講習の目的の1つは共働き夫婦のために使っている時間でもあり(【中学受験】新4年生における春季講習は必要!?春季講習のメリット、デメリット)しばらく様子を見ることにしました。
そして1週間がたったころには2時間といかないまでも1時間半くらいは自習して帰ってくるようになりました。また、帰ってきて夕方から父丸や母丸が横について勉強もするようになってきました。
1週間経過した頃の姉丸と父丸の会話の以下の通りです。
姉丸は入塾してから春季講習まで終始、塾では一番下のクラスですので、やっていることは基本的なところに限られ、当然に理解できるはずだったのですが、今までどうにもこうにもなっていませんでした。
それが少しでもわかるようになったことに少しだけ姉丸の成長を感じていました。この小さな希望の火を大きくするために、母丸、父丸は新たに決意するのでした。
春季講習が終えてみての父丸の感想
我が家の場合、春季講習が始まる直前で、姉丸が塾を辞めると言い出していたので(「私、塾やめる!塾をやめると言い出した姉丸だが、誰のための中学受験なのか!?」)、春季講習を始まってからも、どこで行く気をなくしてしまわないかを心配はしていました。
しかし、実際に春季講習が始まると友達と会えたりして楽しかったようで、特に問題もなく終了しました。
また、親としても親のいない時間、子供にどう過ごしてもらうかというのが課題で、加えて学童を申し込みしていませんでした。春休み、夏休み、冬休みを含めた長期休暇を学童なしに過ごすということは、親にとっても初めての試みであったため不安もありましたが、春休みを親子共に乗り越えられたということにとりあえず、安堵しました。
肝心勉強は言うと、春季講習の終盤で多少わかったという発言もあったので、少しだけ希望が出てきました。
勉強はわからなければ、「つまらない」「つらい」「耐えられない」といった三重苦です。この勉強の辛さは、一部の初めから勉強ができた人を除き、ほとんどの人が体験してきたことではないでしょうか。
この辛さ脱却するには、まず勉強の楽しさを体験しなければならないと父丸自身は考えていましたが、この体験の体感できる時間は個人差が大きく、勉強に向いている子であればあるほど体感するまでの期間は短くなると想像しています。また、ここでいう勉強の楽しさというは、勉強が少しでもできるようになることです。勉強ができるようになったことを実感すると、人はさらにできるようになることを目指します。これは知的好奇心によるもので、多かれ少なかれ多くの人が本能的に持っている感情だと考えています。しかし、この知的好奇心も脳が飽きてしまうとその効果が薄れてきてしまうので、いつまでもというわけにはきませんが…。
姉丸はというと、決して勉強ができるほうではないので、勉強の楽しさを体験するまでの時間も長いことが見込んでいました。このため、3年生の1月下旬から塾に通い始めて、3月の春季講習が始まる前まででは、このような体感を得ることができていませんでした。
しかし、春季講習が主に復習の内容を取り扱っているとはいえ、少しわかるようになってきたことは非常によかったことだと考えました。わかるという体験は、勉強が楽しいと思う体験に繋がるはずであり、この小さな火を大きくするためにも、大切に育てていかなければと父丸は考えていました。