姉丸、春季講習を受講する
春季講習は、受講すべきなのでしょうか。
我が家の場合、事前の検討の段階で当然に行くものと考えていました。その理由としては、直前で塾を辞めると言い出した姉丸だったが(「私、塾やめる!塾をやめると言い出した姉丸だが、誰のための中学受験なのか!?」)、春季講習は姉丸本人に行くと答え、既に支払いが完了していたからです。
しかし、春季講習を受講すべきかどうかについては慎重に検討すべきであったと反省しています。とはいえ、姉丸が塾をやめるとこんなに早く言い出すとは正直なところ思っていませんでした。
共働き夫婦にとって春休みとは、子供にとっては休みになり楽しい時間である反面、共働き夫婦にとって長期休暇はかなり厄介な存在なります。
親のいない時間、子供にどう過ごしてもらうか、お昼ご飯はどうするか、習い事にちゃんと行けるか等々。また、我が家では、姉丸は3年生の終わり時点で通塾することが確定していたため、学童も申し込んでいませんでした。
直前に塾を辞めると言っていた姉丸でしたが、春休み直前となる頃には、学校が休みになることにテンションが上がり、既に元気になっていました。
切り替えができることはある意味姉丸の長所とも考えていました。
しかし母丸と父丸は、また姉丸が授業を受けてわからないことにイライラしだすのでは心配をしていました。
春季講習をどころか、中学受験はどうなることやら…。
心配の種が尽きない母丸、父丸でした。
春季講習に対する父丸の見解
春季講習を受けることのメリット・デメリットはなんでしょうか。
以下、父丸の見解となりますが考えてみました。
ポイント
①春季講習は原則として過去に習ったことをやるので復習になる
②春季講習の授業により一定の生活リズム作れる
③春季講習の時間については子供がどこで何をしているのか明確に把握できる
まずメリット1つ目の「①春季講習は原則として過去に習ったことをやるので復習になる」という点が挙げられます。春季講習は1月から3月の間に習った事項の繰り返しとなります。中学受験に限ったことではありませんが、勉強を行う上で重要なことは、記憶を定着させるために繰り返すことにあります。この繰り返しにより学力定着効果が期待できます。
メリット2つ目として「②春季講習の授業により一定の生活リズム作れる」という点が挙げられます。春休みとなり学校がないことにより乱れがちな生活リズムが、春季講習の授業により一定の生活リズム作れるという点では大きなメリットがあると考えています。
そもそも本格的に勉強を始めて3か月程度しか経過していない姉丸に仮に家で勉強させたとしても1日中勉強するのはでは不可能だと考えていました。大人でも1日中家で勉強するとなるときついですよね。私が公認会計士試験の勉強をしていた時も、家で1日中勉強をしてうまくいったことは数えるほどで、たいていの場合途中でサボってしまっていました。
大人でもそんな程度なのに、遊びたい盛りの子供が1日中家で勉強するなんてほぼ不可能と考えています。
メリット3つ目として「③春季講習の時間については子供がどこで何をしているのか明確に把握できる」が挙げられます。共働きの夫婦にとって、春休み、夏休み、冬休みといった長期休暇は悩みの種となります。
子供が低学年のときは、春休みといった長期休暇は学童に通ってもらうことがほとんどかと思います。しかし、4年生にもなるとそもそも学童に落ちたりあるいは子供が行かないと言い出したりといったりと悩みの種を尽きないと思います。
そんな中、春季講習は一定の時間に授業がありその時間に関しては一定時間拘束されていることから親としても安心することができます。
一方で、春季講習は上記のようなメリットだけでなくデメリットもあります。
デメリット
①春季講習には費用がかかる
②過去にわからなかった単元は、春季講習の授業を受けたとしてもわからないまま放置される可能性が高い
③春季講習の時間以外については、どのように子供を過ごさせるか考える必要がある
デメリット1つ目として「①春季講習には費用がかかる」という点が挙げられます。これは言わずもがなですが、春季講習費用がかかりその金額は決して安くありません。我が家の場合は、4万円程度かかりました。
デメリット2つ目として「②過去にわからなかった単元は、春季講習の授業を受けたとしてもわからないまま放置される可能性が高い」という点が挙げられます。姉丸は「いきなりピンチ!?終わらない塾の宿題!泣きながらの中学受験宿題対応!」で記載した通り、授業に全くついていけない状況が続いていたので、仮にもう一度同じ内容を聞いてもわからない可能性が高いのではと考えていました。このため、春季講習を受けたとしても全くわからないという時間が増えるだけというリスクがありました。
デメリット3つ目として「③春季講習の時間以外については、どのように子供を過ごさせるか考える必要がある」という点が挙げられます。これは、春季講習を受講しない場合でも発生する問題となりますが、春季講習は3時間程度で終了しますのでその後どう過ごしてもらうかという点は、共働きの夫婦にとっては悩ましい問題となります。
上記の通り、メリット、デメリットをあるものの学童に行く選択していなかった我が家にとっては、春季講習の受講は必須という状況でした。
しかし、春季講習で少しではありますが姉丸の意識が変わっていきました。
まとめ
ポイント
①春季講習は原則として過去に習ったことをやるので復習になる
②春季講習の授業により一定の生活リズム作れる
③春季講習の時間については子供がどこで何をしているのか明確に把握できる
デメリット
①春季講習には費用がかかる
②過去にわからなかった単元は、春季講習の授業を受けたとしてもわからないまま放置される可能性が高い
③春季講習の時間以外については、どのように子供を過ごさせるか考える必要がある