国語の文章題を読むうえで重要な接続詞について学ぶ
前回の「【中学受験】国語の点数はどうやって上げる!?(国語ができる子にするための勉強法を研究⑤)」では、国語の文章題の読むためのお助け手段として助詞についてお話しました。
次には、紹介したい国語の文章題の読むためのお助け手段は、文と文をつなぐ役割を持つ接続詞となります。
接続詞がわかると前の文と後の文のつながりを理解することができ、文章を読むうえでメリハリが出てきます。また接続詞は、話の展開をする役割を持つため、接続詞の後が答えとなることも少なくありません。このため、接続詞を理解するということは、国語の文章問題を実施するうえで非常に重要となってくるのです。
この接続詞国語の勉強において偏差値50又は平均点を取るための必須事項といっても過言ではないと考えています。
接続詞には以下のようなものがあります。
■前の文を受けて理由や当然に起こるつながりを示す接続詞(順接)
(例)だから、このため、したがって、よって他
■前の文とは逆のことを述べる接続詞(逆説)
(例)しかし、けれども、ところが、が、だが
■前の文を言い換え、理由述べる接続詞
(例)つまり、すなわち、なぜなら、たとえば
■前の文と同列のこと述べる接続詞
(例)そして、それから、また
■前の文と後の文を比べたりする接続詞
(例)または、あるいは、いっぽう、もしくは
■まとめの接続詞
(例)このように、こうして
このように、接続詞にはたくさんあります。しかし、これらをすべて覚える必要性はありません。国語の比較的できないお子様に限定したものとなりますが、まずは順接と逆説を理解すれば、十分に偏差値50を目指せると思います。
実際に、姉丸は「【中学受験】国語の点数はどうやって上げる!?(国語ができる子にするための勉強法を研究③)」に記載した「文章を客観的に読んで答える」ということ、「【中学受験】国語の点数はどうやって上げる!?(国語ができる子にするための勉強法を研究④)」に記載した「助詞に注意しながら読む」ということ、並びに上記の接続詞について注意しながら読むということを説明しただけで、偏差値50を超えることが8割以上となりました。
なお、上記の「文章を客観的に読んで答える」、「助詞に注意しながら読む」、及び「接続詞を注意して読む」に関する勉強時間はおよそ4時間程度でしたので、文章題をやっても成績が上がらないお子様に、ぜひ試してほしい方法となります。
接続詞とは
接続詞とは、前の文と後の文をつなぐ役割を持っている言葉です。
お子様に接続詞なんたるかを教えていかなければなりません。でもなんだか接続詞という言葉は難しいですよね。
姉丸に接続詞を教えた際の会話です。
上記のように、接続詞という言葉を知らなくても、具体的な内容を言うと理解はしているようで、国語のできない姉丸であっても話を聞ける体制になりました。
姉丸が話を聞ける準備ができた段階で教えてことは、以下の事項のみです。
例えば、「姉丸は塾の勉強を一生懸命した。だから、塾のテストの点があがった」とかで使われる
例えば「姉丸は塾の勉強を一生懸命した。しかし、塾のテストの点は上がらなかった」
接続詞という言葉を使ってしまうと、小学生にとっては非常にわかりにくい言葉となってしまいますが、具体的に言うと理解はしてもらえます。
以下は、大学受験の参考書となりますが、保護者の方が補足しながら説明すれば、十分に理解可能な内容となっております。
国語をどうやって上げたらいいかお悩みの親御様には、ぜひお手にとって試していただけばと思っています。
姉丸もこれで偏差値50を超えれるようになってきました。
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