国語の文章題を読むうえで重要な助詞について学ぶ
複数回にわたって、「客観的に読む」ことの重要性を記載させていただきました。極端な話、国語は、「客観的に読む」ということさえできていれば、あとは文章と設問を照らし合わせるだけだと考えています。すなわち「【中学受験】国語の点数はどうやって上げる!?(国語ができる子にするための勉強法を研究③)」の記事で記載の通り、「文章に書かれていないこと以外は、答えてはいけない」=「文章を客観的に読んで答える」ということさえできれば、国語の正解を導き出せるのだと考えています。しかしこの客観的に読むだけを手がかりに、国語の文章題にあたるのは、正直なとこと心もとないですよね。
そこで、父丸から姉丸に次に教えたのは、文章を漠然と読むのではなく助詞を意識して読むということです。
助詞が重要だということは、ほとんどの国語の参考書(大学受験を含む)に記載されているのですが、いまいちその重要性が伝わり切りません。かくいう父丸も言っていることはわかるが、その重要性についてあまり実感がありませんでした。
しかし改めて、塾の文章問題を読んでいると「助詞は非常に大事」ということに気づかされます。助詞を的確に把握していないと、文章を漫然と読んでしまい、文章題の本文を読んでいざ問題に向き合っても、きっちりと答えられないということがわかります。その原因の1つに、助詞を意識して読めていないということが考えられます。助詞は文章を適切に読むための道具の1つとして非常に有効な手段であるため、国語の苦手なお子様にはぜひ習得してもらいたい1つとなります。
助詞と次回以降で説明する接続詞を意識して読めるようになったら、偏差値50又は平均点超えは可能と考えています。
助詞とは
お子様に助詞なんたるかを教えていかなければなりません。でもなんだか助詞という言葉は難しいですよね。
姉丸に助詞を教えた際の会話です。
上記のように、助詞という言葉を知らなくても、具体的な内容を言うと理解はしているようで、国語のできない姉丸であっても話を聞ける体制になりました。
そこから、助詞の具体的な用法について学んでいきます。
①私が塾の勉強をする。
②私は塾の勉強をする。
③私も塾の勉強をする。
このうち、③で使用している「も」という助詞はそれ以前出てきた文章と同じであることを表す助詞となるため、注意が必要であることを説明しました。
これに対して②で使用している「は」という助詞は、他とは違うことや限定に使用される助詞となります。
最後に①で使用している「が」という助詞は、それだけでは他と一緒なのか、あるいは限定しているのかがわからない助詞となります。
このため、お伝えすべきは、「も」や「は」は助詞のなかでも特別な存在だということを理解してもらうことが重要となります。
以下は、大学受験の参考書となりますが、保護者の方が補足しながら説明すれば、十分に理解可能な内容となっております。
国語をどうやって上げたらいいかお悩みの親御様には、ぜひお手にとって試していただけばと思っています。
姉丸もこれで偏差値50を超えれるようになってきました。
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