入塾当初の姉丸の状況
入塾当初の姉丸の成績はというと、ほぼ最下位でした。その中でも特に国語の成績は、「【中学受験】国語の点数はどうやって上げる!?(国語ができる子にするための勉強法を研究④)」に記載の通り、偏差値20台をただきだすという状況で、逆の意味での快挙を達成していました。
そんな状態であった姉丸の国語のテストの結果の見直し(ほぼやり直し!?)をしていたときの母丸と姉丸のやりとりが以下のようなものでした。
ワァー(涙)
姉丸が泣き出したため勉強進まず一時中断。
・・・1時間後
姉丸と母丸との間でいくつかやり取りした後
といった具合で、前途多難なスタートでした。
国語の沼①
上記は、母丸が国語を担当していた時期の話になります。本当の入塾初期で、国語の長い文章問題をまともに解いたことがない姉丸との記録です。
母丸も国語が得意ではなく、国語の教え方も分からず、色々と本を探しました。塾への質問や国語のビデオ授業を見ても、なかなかピンとくるものがなかったです。
そもそも国語に特化したものが少なかったですが、共通して書かれていたことがありました。それは読書と読解は違う、つまり本好きなことは必須ではない、今から読書量を増やすことが必要な訳ではないということでした。少し安心すると同時にそう言われればそうだなと。
当時の姉丸の状態
・設問の文章が分からない
・「適当に選びなさい」が分からない
・「抜き出し」と「文中の言葉を使って」が分からない
姉丸はそもそも設問自体、聞かれていること自体が分かっていませんでした。初めに確認すべきでしたが、その点はすごく反省しました。子供自体が分からないことを認識していない、上手く伝えられないとはいえ、丁寧にヒアリングや分析をすべきでした。ここをおろそかにしたことで時間を無駄にしたと今でも思います。うう・・。
上記の1つ目の設問の文章が分からないというのは、問題の意図(聞きたいこと)が掴めないという事です。
これは試験問題を解く時に必要な能力ですが、受験生初心者の姉丸には備わっていませんでした。本人の単純な思考回路が見て取れます。
2つ目は上記のやりとりで出てきた会話になるのですが、「適当に選びなさい」は本当に 何となくで選んで~と指示されていると本人が言ったことにより発覚しました。父丸も母丸もこれには驚き笑ってしまいました。ギャグのようですが、本人は至って真面目です。「最も適切なものを選びなさい」であれば、違ったのかもしれませんが、我が家の通う塾のテキストはこれが満載でした。テンプレの表現なのでしょう。灯台下暗しというか、小学生なので 大人がそんなことはないだろう!という解釈を普通にしていることがあるという気づきでした。
3つ目は慣れれば問題なさそうですが、しばらく混同して、間違えることが続いた箇所です。抜き出しと分かっていても文字を飛ばしてしまう、漢字間違いもありました。文中の言葉を使って答える場合は作文能力も必要で、点数の大きい記述問題となります。
抜き出しで注意する事(文字を間違えず抜き出すこと)と言葉を使ってで注意する事(適した言葉を作文すること)は違うので、ここを正しく認識し、正確に解答できることができなければ国語で点数を伸ばすことは不可能といえます。
なお、上記以外にも漢字が読めない、言葉の意味が分からない、情景が想像できないと多々あります。う~ん。道は遠い。国語能力の差は家庭内の会話にありと記載されている本がありましたが、そういう影響もあるかもしれないなと感じました。大家族でゆったりした時間で会話も豊富なら語彙はもう少し増えていたかもしれません。いや姉丸は言葉よりまず体が動くタイプなので、あまり変わらなかったかもしれない・・。過去を考えても仕方ないので!今やれることをやるのみ!
余談ですが、この時の姉丸の勉強中あるある。
・消しゴムを鉛筆で全部黒く塗る
・鉛筆の芯の上の肌色部分を他の鉛筆で塗る(時にストライプなど凝ってみる)
・マーカーで定規の縁を塗る
真剣に教えている親のメンタル、辛いですが、笑いそうでもありました。手元にあるもの全てが遊びで、どうしようもない。おもちゃなら移動させますが、鉛筆と消しゴムで遊ばれたらどうしようもない・・・。勉強中は中身がほぼ男子であると思って、姉丸に接することにしました。特に消しゴムはどうしようもなくなるから、塗らないでほしい(TT)
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